まだ見ぬ私たちの子供への手紙
ある本にこんな手紙が載っていたのでご紹介します
二十歳の誕生日おめでとう。私とあなたのお母さんはまだ結婚していません。まだ出会ってさえいないのかもしれない。けれど今日は将来生まれてくるかもしれないあなたに手紙を書こうと思います。それはあなたがどれくらい望まれてこの世に生まれてきたか教えてあげたかったからです。「ありがとう」私たち夫婦の子供として生まれてきてくれて。
あなたは私たちにとって長男か長女ですね。もちろんどちらでもかまいません。たとえ障害を持っていたとしても、あなたを大切に思う気持ちは変わりません。あなたは神様がくれた人生最大の贈り物。でもあなたは私たちの私有物ではないのです。あなたはあなたの判断で自由に人生を謳歌する権利があります。あなたもう二十歳になりました。二十歳になったあなたはどんな子に成長しているでしょうか。この手紙はあなたに届くまで少なくとも二十年間、うちの金庫に眠っていたのです。
あなたには兄弟がいるかもしれませんね。どちらにしてもあなたは長男か長女です。長男や長女というものは他の子に比べて試練が大きいのです。まず子育てに全く慣れていない夫婦に育てられるということです。あるときはあなたの発するメッセージをうまく理解してあげられなかったかもしれない。あるときはあなたが困ったときにやさしくつつんであげられなかったかもしれない。あるときはあなたに分かるように愛情を表現できなかったかもしれない。あるときはあなたの見てるところで夫婦喧嘩をしたかもしれない。そしてあるときはあなたを信じてあげないといけないときに私たちの考えを押し付けたかもしれない。私たちはあなたに対して申し訳のない親だったかもしれない。それでもあなたは今、二十歳にまで一所懸命成長してくれた。本当にありがとう。
あなたはいままでいろいろ悩みながら、ときには喜びながら、今日ついに二十歳の誕生日をむかえました。あなたのこれからの人生に感動が雪のように降り注ぎますように。そしてあなたを通して感動するひとが雪のように積もりますように。
お父さんとお母さんより。 (ある本より抜粋)